助産師ユニット わかばなしさんによる『いのちのお話会』

2022年 11月 22 日(火)、助産師ユニット わかばなしさんのお二人 宮迫さんと黒岩さんをお招きして、 PTA企画部主催の親向け性教育『いのちのお話会』が開かれました。

『いのちのお話会』

 
「性教育」と聞くと、ネガティブなイメージを持ったり、難しく感じたりしませんか?
性=生、「生教育」とも言えます。
わかばなしさんのお二人のお話はとても温かく、自分が生まれてきたこと、自分を大切にすること、相手を思いやること、困ったことがあったら周りの信頼できる大人に相談できること、そんな基盤作りになるとても大切なお話だと感じました。
 
お話会は、 ”おうち性教育は愛の贈り物” をテーマに、日本の性教育の現状から、おうち性教育について、そして、実践編としてお二人の体験談を交えたお話へと繋がり、広がっていきました。
 
大人である私たちが、性に対しての認識を変え、自分の命も振り返りながら我が子と向き合うこと、性に限ったことではなく様々なマイノリティーも受け入れられるニュートラルな目線(お互いを尊重し合う)を持つことができたら、子どもたちはそんな大人の姿を見て、自分も周りも大切にする目線を自然と身につけていけるのだろうと思います。
やさしい社会への第一歩、地域で一緒に進んでいきましょう。

今回のお話会は、講師のお二人のご厚意で、小松小学校PTA会員限定のYouTube動画配信で、皆様にお届けできることとなりました。
(配信期間は、2022年 12月 12日(月) ~ 2023年 1月 9日(月)までの期間限定となっておりますのでご注意ください。)
詳細につきましては、配布の「いのちのお話会 講演の配信についてのお知らせ」をご確認ください。

当日、お話会にご参加いただけなかった方も多数おられました。
ぜひ、冬休みの時間を使って、お父さんもお母さんも、聴いてみてください。
一度聴いて全てがわかるというものではないですので、配信期間中は何度でも聴いてみてください。

お話会を終えて 参加者アンケート

 
『いのちのお話会』終了後、参加してくださった皆様にアンケートへご協力いただきましたので、ご紹介させていただきます。

今後、子どもたちにも性教育のお話会を聴かせたいと思いますか?また、何年生から聴いてほしいですか?

・1 年生からその成長や理解度に応じて。

・段階的にがよいと思います。

・出来るだけ早い年齢から、きちんと伝えてあげたい。1〜6 年生の授業で、毎年一回は聴けるようにできたらうれしい。

・1 年生から年齢に応じた内容でぜひとも。みんなで同じ内容をシェアすることが大事だと思った。

・まずは親子で聴いて、おうち性教育の一歩として、その後聴いたことを家庭で実践するのが理想的。

・年齢に応じて伝える内容が違うので、「1 年生から 6 年生、全学年に毎年していても足りない」という講師の言葉やエピソードもあり、小松小学校でもぜひ検討してほしいです。保健の教科書をもらう学年では聴かせたい。学校の授業をきっかけに子どもから質問されそうなので。

お話を聴いて感じたことや印象に残ったこと、お気付きの点があれば教えてください

・性教育と聞くとすごく固いイメージでした。性にまつわる子どもの疑問に、なぜ?と聞かれた時に応えてあげられるように、親も準備しておかないといけないなと思いました。

・性=生、生きること 生まれてきたこと 自分の身体について知ること、 I’m OK! とてもシンプルなことを親子で雑談できると、今後のいろんな悩みごとも自然と話せる関係が作れるというのは前向きになれる話でした。これからの子どもたちの成長がますます楽しみになりました。

・「自分を大切にする、相手を思いやる、個を尊重する」大人がまずできていないと、子どもができるはずはなく、私たち自身の概念を見直し、頭だけではなく実践していくことが本当の意味での思いやりのある社会への第一歩なのかなと感じます。

・「寝る子を覚ますようなことはしたくない」という言葉、まさに私も言われたことがあります。『子どもは寝ていなかった』という言葉、印象的でした。

・性について知りたいと思うことはごく自然なことだと思います。ぜひ学校でも子どもたちにわかばなしさんのお話を聴いてほしいです。

・素晴らしい企画をありがとうございました。

・お股を触っていることがあったのですが、「ダメだよ」と言ってしまったこと NG でした。「かゆいのか?」「キレイな手で」「人前ではダメだよ」など、具体的に話を聞けて、さすが助産師さんだなと思いました。

・聞き逃しているかもしれないので、もう一度動画配信で観ます!

・自分の性について伝えればいいと考えていたけど、将来のこと、相手のことを思いやるためにも異性について(男女両方を)伝えることや、性交渉の目的(快楽、コミュニケーション)まで伝えないと子どもには矛盾に思うことなど、親の私たちが「どう伝えるか」を教えてもらっていないので「学びなおし」が必要だと思いました。

・学校では『学習指導要領』しか授業できないことも初めて知って、学校任せでは不十分だったり、子どもが自分の身に起こった時にフォローが必要なことも知り、より良い親子関係のために活用したいです。

・動画配信、ぜひ参加されていないみなさまにも観てほしいです!